初心者のためのドラムセットの選び方

スネアドラム

 

 

スネアドラムはリズムのアクセント部分を常に打ち続け、フィルインなどにも多用されるために、ドラムセットの中でも特に目立つドラムです。それだけに楽曲の雰囲気を左右してしまうほどの影響力を持っており、重要な役割を持ったドラムです。

 

 

スネアドラムは、その素材や大きさ、チューニングなどによって様々な音色を得ることができ、それがドラム奏者のキャラクターを決定づける要因にもなっているほどです。スネアドラムには、スナッピーと呼ばれるスチールもしくはブラスなどの金属でできた響線が、裏面のヘッドに装着されているのが特徴です。この響線によって、スネアドラムは他のドラムよりも抜き出た音色を持つことができ、ドラムセットの中心的な役割を担うことができるのです。

 

 

スネアドラムに使用される素材は、木と金属に大きく分かれています。木の場合はメイプル、バーチ、マホガニーなどがあり、金属ではスティール、ブラス、アルミなどが使われています。口径が小さくなるほどハイピッチになり、深さが深くなるほど中低音が豊かな音色になります。

 

 

スネアドラムの音色は、それによって全体のカラーが決まってしまうほど重要なものですので、慎重に選ぶことが大切です。一般的に多くのドラム奏者に支持されているのは、メイプルを素材とした、口径が14インチ、深さが5.5インチのものであり、バランスが良くオールラウンドに使えることで人気があるようです。