初心者のためのドラムセットの選び方

バスドラム

 

 

バスドラムはいわゆる大太鼓のことであり、ベースドラムまたはキックとも呼ばれます。床に横倒しに設置され、専用のペダルを足で踏むことによって演奏します。ドラムセットの中で、一番口径が大きいドラムであり、低域を支える重要なドラムです。特にロックやポピュラー音楽などのビートが強調された音楽においては、そのビートの基盤となる重要な役割を担っています。

 

 

一般的には20インチから22インチの口径のものが多く使用されていますが、ジャズなどでは18インチの小口径のものが使われることもよくあります。口径が大きいと低音が出やすく、深さが深いとサスティーンが長くなり音圧が高くなりますが、アタックを強調したい場合には深さをセーブします。

 

 

特に近年のポピュラー音楽などでは、タイトなリズムが要求されるために、バスドラムはサスティーンを短くしてアタックを強調するのが一般的になっています。バスドラムのアタックを強調する手法としては、打面とは反対側のヘッドに10インチ程度の穴を空けたり、ミュートという手法が効果的です。

 

 

実際に販売されているバスドラムは、最初からヘッドに穴を開けてあるものが多いです。また、ミュートにはバスドラムの胴内に毛布などを入れて打面裏に接触させる手法や、胴内にウェイトを入れ胴の振動を押さえ込む手法があります。